「直島」と「豊島」、どちらもアートな島として知られていますが、どちらもそれぞれ魅力があって素敵な島です。
できることならどちらもゆっくりと観光してほしいところですが、旅行の時間は限られているので、どちらか選ばないと・・・という人も多いかと思います。
そこで今回は、「直島」と「豊島」どちらがおすすめなのか、魅力を語っていきたいと思います。
直島のおすすめは?
島のあちこちに風景と同化したアート作品がる
直島といえば・・・といえるくらい代表的な作品が草間彌生さんの「南瓜」。
その南瓜をはじめ、直島にはたくさんの屋外展示のアート作品があります。
赤いかぼちゃと、海に向かって佇んでいる黄色いかぼちゃ、直島パヴィリオン、海に向かっている鳥居など、島の風景に溶け込んだアート作品があちらこちらに展示されていて、しかも無料で鑑賞することができるんです。
豊島のアート作品はほとんどが屋内展示で、屋外展示であっても有料で鑑賞時間が決まっている場所がほとんど。しかもお値段が高いので、たくさんのアート作品を鑑賞したいと思ったらそれだけでも結構な値段になっちゃいます。
一方で直島は「地中美術館」と「家プロジェクト」意外はほとんどが自由に鑑賞できる屋外展示なので、お金もあまりかけずに、瀬戸内の島の風景とアート作品との写真を撮ることも可能です。
飲食店が多くて食べ物に困ることがない
直島はレンタサイクルで回れるほど小さな島ですが、意外と栄えていて、コンビニ(セブンイレブン)もありますし、飲食店が多くて食べ物に困ることがありません。
瀬戸内の海鮮を使った定食やおしゃれなカフェや喫茶店、私も行った玄米のお店やハンバーガーショップ、パン屋さんなど島中に飲食店があるので選択肢が多くて嬉しいポイントです。
バスでも移動OK
直島での移動手段としておすすめなのが、「レンタサイクル」や「レンタルバイク」です。
しかし、島の風を感じながら自分のペースで観光できるのが魅力で春や秋などの季節にはいいですが、日光が照りつける夏場や風が冷たい真冬にはなかなか厳しいです。
直島の町営バス1回100円とお手頃ですし、バスの本数も多いので、レンタサイクルやレンタルバイクはちょっと・・・という方でも観光OKです。
一方で豊島のほうもバスはありますが、本数が少なくて1時間半に1本程度。よほど効率よいルートを考えないとなかなか回りきれないと思います。
豊島のおすすめは?
めちゃくちゃのどかな島風景が楽しめる
直島と豊島、同じ瀬戸内の島でも直島はコンビニやスーパーがありますし、島の住民や観光客も多くてほどよく栄えています。
一方で豊島はスーパーやコンビニがなく、信号さえも見当たらないくらいのどかで静かな島です。
手つかずの自然も多くて、「非日常感」が味わえます。
アート作品はもちろんのこと、島のなにげない風景でさえ写真に撮りたくなるような素晴らしい島です。
豊島美術館横の「天空のコーナー」や心臓音のアーカイブ目の前のビーチなど、まさに「絶景」と呼べるような最高の風景にも出会えました。
人が少なくのんびり観光できる
豊島と直島、知名度でいうと断然上。直島はあまりにも有名になりすぎて、たくさんの観光客で賑わっています。
そのため「かぼちゃ」や「直島パヴィリオン」など人気のアート作品には写真撮影の行列ができてしまうほど。
そのため上手いこと回らないと「いい写真が撮れなかったな~」「人が多すぎてゆっくりと鑑賞できなかったな~」なんてこともあるかもしれません。
一方で豊島は、直島ほど観光客が少なく、人気の豊島美術館では入場に待つこともありましたが、それ以外はあまり人に出くわすこともなく、のんびりと観光することができました。
どちらかというと、私のおすすめは直島!
どちらも素敵な島というのは言うまでもありませんが、どちらかというと、私のおすすめは直島です。
豊島ののどかな島の雰囲気もとっても素敵でしたし、面白いアート作品もたくさんありました。
しかし、直島は「かぼちゃ」や「直島パヴィリオン」、「I ♡銭湯」など、アートが全く分からない私でも「なにこれ!可愛い!!」と純粋にテンションが上がる作品が多くて、楽しめたんです。
また、コンビニがあって気軽に飲み物やお菓子が買えたのは便利でしたし、飲食店が多かったのも嬉しいポイントでした。
どちらに行こうか迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
直島と豊島、日帰り観光は可能?
フェリーの便をしっかり計画的に組んだら、直島と豊島、日帰りでどちらも行くということも可能です。
しかし、その場合駆け足での観光になってしまい、せっかく「絶景の中を自転車で駆け巡る」「島ののどかな風景を楽しむ」という島旅らしさがなく、それではもったいないと思います。
直島は島のあちらこちらにアート作品が点在しているので日帰りでも物足りないくらいでしたし、豊島も主要な観光スポットを回るだけでも半日は必要でした。
ですので、できれば2日間かけて両方の島を回るのをおすすめしますよ。