2017年12月にグランドオープンした道後温泉別館「飛鳥乃湯泉」に行ってきました。
3000年の歴史があり日本最古の温泉と言われている道後温泉。道後温泉本館は「千と千尋の神隠し」のモデルにもなったと言われ、重厚な佇まいで、唯一の皇室専用風呂があるなど歴史を感じられる素敵な建物ですが、「飛鳥乃湯泉」はその道後温泉本館とはまた違った歴史を感じられるようなスポットになっていましたよ。
道後温泉別館・飛鳥乃湯泉の料金
料金はいくつかのプランに分かれています。
1階浴室
大人600円、小人300円
1階の大浴場のみを利用できるプラン。
2階大広間
大人1,250円、小人620円
1階の浴室と2階の大広間の休憩室が利用できるプラン。
浴衣とお茶菓子付。
2階個室
大人1,650円、小人820円
1階の浴室と2階の個室の休憩室を利用できるプラン。
浴衣とお茶菓子、貸タオル付。
2階特別浴室
大人1,650円、小人820円+1組2,000円
1階の特別浴室・1階の浴室、貸浴衣・タオル・バスタオル・お茶菓子などが付いたプラン。
古代、一定の身分の人が入浴するときに着ていたとされる「湯帳」を着て入浴することもできる特別なプランのようです。
道後温泉別館のコンセプトは飛鳥時代
道後温泉別館は聖徳太子が訪れ、良質な温泉を褒め称えたとされる飛鳥時代がコンセプトで、飛鳥時代の建築様式を取り入れた外観です。
1階部分が受付と大浴場、2階は大広間休憩室と個室休憩室、特別浴室になっています。
内装には伊予の竹細工や和紙、伊予絣、和釘など愛媛の伝統工芸品があらゆるところに使われていて、こだわりが感じられました。
今回私は2階大広間の休憩室が利用できるプランにしました。
本館と同じように、一番安い1階浴室のみのプランの人は2階に上がれないようになっていていました。
階段には壁一面に和釘が使われていていたり、竹細工のランプシェードがあったり、とってもいい雰囲気。
2階に上がるとすぐ目の前に60畳もの大広間があり、スタッフの方に席まで案内していただき、貴重品以外のものを置いて1階の浴場へと行きます。
その際に浴衣も貸してくれますが、BEAMSが手掛けているようでこだわりのあるデザインでしたよ。
更衣室・浴室はかなり狭い!あまり長居はできないかも
夜8時半頃に行ったのですが、更衣室には人がたくさんいました。
浴室内は洗い場が多くてそこは困ることがなかったのですが、浴槽はかなり狭い!
内湯と露天があるのですが、どっちも狭くて、特に露天は狭くて横の人と足がぶつかっちゃうくらいでした。
本館もかなり狭くて、ゴールデンウィークに行ったときには隣の人と肌が密着するくらいの混雑度だったのですが、ここもピーク時にはそうなりそう。
温泉は20℃から55℃の異なる18本の源泉から汲み上げたお湯を混ぜ合わせて温度を調整した源泉かけ流し。
道後独特の少しヌルヌルとしたお湯で、とっても気持ちが良かったです。
温度が43℃くらいかな~。結構熱めでしたが、とっても寒い日だったので露天だと風が気持ち良くて最高でした。
最新だな~と驚いたのが、内湯では30分毎に壁にプロジェクションマッピングが映し出されるんです。3~4分ほどの短い映像ですがぜひ時間を合わせて見てみてください。
浴槽も小さいんですが、更衣室には化粧台が5箇所ほどしかなく、ドライヤーの順番待ちになっていました。
お風呂後の髪や肌のお手入れって女性にとっては大事なので、化粧台の多さや綺麗さは重要視するのですが・・・
「いやいや、絶対足りないでしょ~」って突っ込みたいくらいでした。
シャンプーリンスはTSUBAKIが置いてあったのですが、アメニティーは置いていないので、スキンケアグッズの準備は必要です。
2階の休憩室付のプランがだんぜんおすすめ!
1階の更衣室はスペースが限られてしまっていてなかなかゆっくりとできないのですが、2階の休憩室を使用できるプランであれば、2階に更衣室があり、そこにもいくつか化粧台とドライヤーがありました。
2階の更衣室には人が全然居なかったので、ゆっくりと身支度を整えられると思いますよ。
私は「2階大広間」のプランにしましたが、お風呂から出た後は、お茶とお茶菓子を出してもらえました。
椿をモチーフにした可愛らしいお餅で、お茶とお菓子をいただきながらゆっくりと休憩することができました。
大広間は外にも席があり、聖徳太子が訪れた当時を再現したお庭も見下ろせます。
また、もっとゆっくりと特別感を味わいたいのなら2階の特別浴室に入れるプランがおすすめです。
道後温泉本館には日本で唯一の皇室専用浴室「又新殿」があるのですが、その浴室を再現していて、また身分の高い人が入浴時に着けていたとされる「湯帳」を着て入浴できるなどここでしかできない体験をすることができます。
事前予約ができるようなので、体験したい方はぜひ!
まとめ
道後温泉別館「飛鳥乃湯泉」は飛鳥時代をコンセプトにしたこだわりの内装・外観で、道後の素晴らしいお湯を楽しむことができます。
しかし、浴槽は小さ目なので人が少ない時間帯を狙ったほうが良さそうです。
2階の休憩室が使えるプランだと2階にもドレッサーがあってゆっくりと身支度を整えられますし、貸浴衣を着てお茶を飲みながら休憩することもできるのでおすすめです。
道後温泉を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。