昨年2月にはじめた車お遍路もようやく4県最後の讃岐に突入しました。
讃岐最初の札所は88か所中最高所に建っている第66番札所・雲辺寺(うんぺんじ)です。
雲辺寺は標高911メートルにあり「四国高野」とも呼ばれている札所。
以前は最難関の札所だったのですが、今はロープウェイがあり簡単に行くことができます。
もちろん車でもアクセスすることはできますが、くねくねと細い山道を走ることになるのでロープウェイがいいようですよ。
ロープウェイ山麓駅までも4キロほど細い道を走りますが、車の通りが少なくてほとんどすれ違うこともないので楽勝!!
山麓駅には大きな駐車場があります。
お土産品店とレストランもあり、トイレもとっても綺麗でした。
山麓駅でチケットを購入します。
大人は往復2060円と少しお高め。
ロープウェイは20分間隔で毎時0分、20分、40分に出発します。
100名以上乗れるのでよほど大型の団体と被らないかぎりはすんなりと乗れるでしょうが、その前の三角寺で大型バス4台の団体がいたのでヒヤヒヤしました。
山麓駅から山頂駅までは全長2594m、約7分の空中散歩を楽しめ、晴れた日には瀬戸大橋なども見れるようですが、この日はあいにくのお天気でした。
高さはこちらが一番ですが、見どころが多かったのは第21番札所・太龍寺のロープウェイのほうかも。
(そういえば、ここも西の高野と言われていると言ってたなぁ~・・・笑)
あっという間に山頂駅に到着。
この日は3月下旬。しばらくコートがいらない日が続いていて、この日も日中は10度を超えていたんですが、ロープウェイから降りると、なんと雪!!!!
ふもととは気温差が7℃ほどあるらしく、山頂は2℃でした。
私はぶ厚めのニット、コーディガン、ヒートテックのデニム、マフラーという服装だったのですが、激寒!!
温かい香川なので完全に油断していましたが、天候によっては4月上旬ごろまで雪が降る可能性があるということですよね~。
ダウンコートを着ている人も多かったので、できればダウンコート、もしくは軽くて薄いアウター+ウルトラライトダウンなどの防寒対策をしたほうが良さそうです。
読経中も手が冷え冷えで真冬のお遍路並み、いや、それ以上でした。
話を戻して・・・。
山頂駅から雲辺寺までは徒歩5分ほど。
その脇には羅漢像が並んでいて圧巻です。
中国の五百羅漢院の像を模して造られたものだそうで、表情豊かで様々な像が並んでいて面白い。
中国っぽい雰囲気が漂ってます。
そんな羅漢像を横目に歩いていたらあっという間に山門に到着。
H23年に完成した山門立派な山門がお出迎えしてくれます。
寒いので早々とお参り。
その間にもどんどん雪が降ってきて、温暖な四国ではなかなか見たことのないほどの降り方でした。
本堂の横にはナスの腰掛けがあり、腰掛のまえにある輪をくぐり、願い事をしながら腰かけると願いがかなうと言われているそうです。
物事を“成す”とかけているんですって。
お参りを済ませ、帰りもロープウェイで山麓駅まで帰ります。
ちなみに雲辺寺は讃岐1番札所ですが、住所は徳島県なんです。
お寺からロープウェイまで向かう途中に県境がありましたよ。
こちらのお寺、あじさいも見事だそうです。
しかも標高が高くて気温が低いので、9月ごろまで楽しめるんだとか。夏ごろに訪れる場合は是非それもお楽しみに。