車がない場合の四国旅行。
どこがいいのかおすすめの観光スポットをご紹介したいと思います。
道後温泉と坊っちゃん列車
道後温泉は愛媛を代表する温泉地で、日本最古の温泉とも言われていて、四国旅行では欠かせない観光地です。
道後温泉本館は「千と千尋の神隠し」のモデルともいわれ風情のある造りが素敵ですし、実際に入浴をすることもできるんです。
また、付近には温泉旅館がたくさんありますし、商店街には愛媛を代表する「今治タオル」や「みかん」などのお土産品店が立ち並ぶ商店街もあり楽しめますよ。
また、松山市内には道後温泉駅と松山市駅までを結ぶ「坊っちゃん列車」が走っています。
坊っちゃん列車は明治時代に走っていた蒸気機関車をモデルにしていてとても可愛らしいんですよ!
松山市駅から道後温泉まで移動しながら観光気分も味わえるのでおすすめです。
松山市内は路面電車が走っていて観光スポットにもアクセス便利なので車なしでも全然OKですよ。
しまなみ海道
愛媛県今治市と広島県尾道市を結ぶしまなみ海道は大島・伯方島・大三島・生口島・因島・向島の6つの島を繋いでいて、それぞれ個性のある島を巡ることができます。
温暖な気候と瀬戸内海の絶景、島の空気を感じられるしまなみ海道はサイクリストの憧れの地と言われていて、日本有数のサイクリングスポットとなっています。
ところどころにレンタサイクルターミナルがあり、気軽にサイクリングを楽しむことができますよ。
サイクリング中に立ち寄るなら、真っ白な大理石がギリシャのようだと口コミで広がった生口島の「耕山寺」や瀬戸内海の島々を一望できる大島の「亀老山展望公園」などがおすすめです。
下灘駅
下灘駅は以前は日本一海に近い駅として「青春18切符」のポスターとして使われた駅で、それ以外にもロケ地として使われていて写真映えする絶景スポットです。
目の前には真っ青で穏やかな瀬戸内海が広がっており癒されますし、瀬戸内海に沈む夕日が哀愁漂っていて夕日の時間帯もおすすめです。
無人駅なのですがその人気が徐々に広がり今ではたくさんの観光客やカメラ好きの人たちが集まる駅になっていて、駅の前にはコーヒースタンドもできていますよ。
小豆島
小豆島は瀬戸内海に浮かぶ島で温暖な気候を利用したオリーブやお素麺が有名ですし、観光スポットもたくさんある人気の観光地です。
一番人気の観光地は干潮のときだけ道が現れる「エンジェルロード」で、恋人の聖地とも言われています。周辺の海は離島なだけあって透明度が高くてきれいです。
また、白い風車がインスタ映えすると人気が出ている「小豆島オリーブ公園」や、日本三大渓谷美といわれ四国を代表する紅葉スポットの「寒霞渓」など見どころが多いんですよ。
小豆島は大きな島なので一周回ろうと思うとレンタカーやカーフェリーで自家用車を載せるのがおすすめですが、路線バスがありますし、予約制の観光バスもあるので車が無くても大丈夫です。
直島
瀬戸内海に浮かぶ直島はレンタサイクルで一周できるほど小さな島ですが、近年は島のいたるところにアート作品が点在して「アートな島」として人気の観光地となっています。
島ではレンタサイクルやレンタバイク、路線バスで回るのが一般的なので車がなくてもOK。
草間彌生さんの作品「南瓜」や巨大なモニュメントで中にも入れる直島パヴィリオン、「家プロジェクト」と呼ばれる家を改装してアート空間にした作品など島中がアート作品に囲まれており、どこに行っても写真映えしますよ。
金刀比羅宮
金刀比羅宮は「さぬきこんぴらさん」と呼ばれ、全国の金刀比羅神社の総本宮で全国から多くの参拝者が訪れる大社です。
古くから商売繁盛、五穀豊穣、海上交通など様々なご利益があるとされていましたが、庶民が旅行を禁止されていた江戸時代にはあこがれの地とされており、代わりに犬をお参りに行かせる人もいたんだとか。
参道入り口から大門まで365段、そこから本宮まで785段と石段が続くのでお参りはかなりハード。ですが登り切った後は達成感がありますよ。
琴平駅からこんぴらさんまでの道のりには足湯カフェや雑貨屋さん、香川名物のしょうゆソフトクリームやおいりをちりばめたおいりソフトクリーム屋さんなど様々なお店が立ち並んでいて楽しめますよ。
高知城
高知城は現存する12箇所の天守閣のうちの一つで、日本で唯一本丸が完全に残っているお城です。
本丸は第二次世界大戦でも焼け落ちず、藩政時代のそのままの姿を見ることができます。
天守閣をはじめとした15の建造物が国の重要文化財に指定されていて優美な佇まいを楽しむことができます。
夜にはライトアップされるのでその姿も素敵ですよ。
ひろめ市場
高知城からもほど近いひろめ市場は巨大な屋台村のようなもので、飲食店約40店舗、物産店約20店舗が軒を連ねています。
高地名物のかつおのたたきやくじら料理、ビールにぴったりの餃子など高地名物を昼間からお酒を飲みながら食べることができます。
フードコートのように色々なお店で購入して席を見つけて食べるスタイルなのですが、いつもたくさんの観光客で賑わっていて、お酒好きにはたまらない空間ですよ。
ただしのんべぇが多くてタバコを吸っている人も多くて店内は煙たいので子供連れにはあまりおすすめしません。
四国まんなか千年ものがたり
JR四国が運行している「四国まんなか千年ものがたり」は、四国の食材を使用した美味しいお料理をいただきながら自然豊かな四国の景観を楽しむことができる観光列車です。
香川県の多度津駅から徳島県の大歩危駅を結んでおり、吉野川や美しい渓谷美が楽しめる大歩危小歩危など四国らしい風景を眺めることができます。
また、車中ではこだわりのある四国の食材をふんだんに使用した食事をたのしむことができ、普段の電車旅とはまた違った贅沢な時間を過ごすことができますよ。
祖谷のかずら橋
緑と透明度の高い川に囲まれた祖谷地方は「秘境」と呼ぶにふさわしい田舎風景あふれるおすすめの観光地です。そこにあるのが日本三大奇矯のひとつと言われている「祖谷のかずら橋」です。
かずらという植物を編んでつくられた橋は足元の幅が広くて渡るのにもスリル満点。
夏には涼しさを感じさせてくれる緑、秋には黄色や赤に色づいた紅葉、冬には幻想的な雪景色など四季折々の美しさを見ることができますが、川での水遊びもでき、避暑もできる夏が一番のおすすめです。
池田バスターミナルや大歩危駅からバスが出ているので車がなくてもアクセス可能です。
まとめ
車なしの四国旅行でおすすめの観光スポットをまとめてみました。
四国は高松や松山などの都市部以外は車が必需品になってきますが、都市部では車なしでも十分に観光できますし、逆に車がないのをメリットにしてサイクリングや島旅を楽しむのもおすすめです。
また、四国には「四国千年まんなかものがたり」や「伊予灘ものがたり」、「アンパンマン列車」など観光列車も充実しているのでそれらの電車旅を楽しむのもいいものですよ。
車なしでの四国観光を予定している方はぜひご参考に~。