今年は日本各地で台風の被害がありましたね。
大きなトラックや車が横転したり、大きな看板が倒れたり、高層マンションの窓ガラスが割れたりと実際に被害に遭われたかたもいらっしゃるかと思います。
今までに経験したことのない暴風や大雨を経験し、初めて台風の怖さを知ったという人も多いのではないでしょうか。
私はというと、沖縄出身で25年以上沖縄に住んでいたので、台風には慣れっこです。
電柱が何本も折れるような猛烈な台風も経験していますし、停電の被害にも遭っています。
そこで今回は、沖縄県民の私が、「自宅での台風対策」についてお伝えしていこうと思います。
植木や物干し竿など外にあるものを室内へ
非常に強い勢力の台風であれば、車をも横転させてしまうほどの風が吹くこともあります。
ですので、植木、物干し竿、置物、自転車・・・
室内に移動できるものは全て移動させましょう。
もし移動できないようなものがあれば、大きな柱にロープなどでくくりつけておく等しておきましょう。
窓を補強する
小さなものでも台風ほどの風速の中では時に凶器になってしまうこともあります。
物が風に飛ばされてきて、窓を割ってしまうこともあるので、いざというときの窓の飛散防止に窓の補強もしておきましょう。
簡単に瞬時にできる方法としては、窓にテープで「×」や「*」と貼りつける方法です。この時にガムテープだと窓にベタッと引っ付いてしまってはがれにくくなるので、おすすめは「養生テープ」です。
綺麗にはがれてくれるので後片付けが楽で重宝しています。
そして可能であれば、ダンボールを内側の窓に敷き詰めてからダンボールでとめると更に強化されてGOOD!!
もし暴風の最中窓ガラスが割れてしまったら片付けが大変ですし、家電が壊れてしまう可能性もありますので、窓対策はしっかりとしておくのをおすすめします。
窓の強化として防犯対策のシートを貼っておくのも意外と役立ちますよ。
家の周りの排水、側溝を片付けておく
ここ数年は日本のあちらこちらで大規模な水害が発生していて、もはや他人事じゃないですよね。
道路の冠水の一番の原因が、ゴミや落ち葉などで排水が塞がれてしまうことらしいです。
台風のときにも大雨が降り続けて車や家に被害が及ぶこともあるので、家の周りの排水や側溝は確認して詰まりの原因になりそうなものは片付けておいた方が良いですよ。
ランタンや懐中電灯・電池の準備
個人的に台風で一番怖いのが停電です。一番被害にあう確率が高いですからね・・・。
ですが、停電対策は自分でいくらでも準備ができますので、沖縄県民はしっかりと備えますよ。
トイレ、キッチン、身の周り・・・いくつあっても足りないくらいなので、複数個準備しておきましょう。
台風時の停電となると長時間にもなるのでろうそくもよく使われていますが、、、ろうそくはその周りだけしか明るくならないのであまりおすすめはしません。
省エネでお部屋全体が明るくなるようなLEDランタンや懐中電灯がおすすめです。
そして、、、意外と不足しがちなのが電池。
いつのまにか懐中電灯の電池が切れてた!!なんてこともあるので、定期的にチェックしておくといざというときに慌てません。
水の確保
停電の時に意外と盲点なのが、水です。
マンションやアパートの場合、お部屋まで水を引き上げているポンプが停電で止まってしまった場合、水道も使えなくなってしまいます。
私も今年直撃した台風で2日間停電してしまったのですが、その時、停電はどうにかなるものの、水はどうしようもありませんでした。
特に困るのがトイレ!!トイレが流せないというのはとっても困ります。
そこで、もし停電で水道が止まってしまった時のことを考えて、バスタブいっぱいいっぱいに水を貯めておくことをおすすめします。
手を洗ったりトイレを流すのに使用したり・・・いざというときにあると助かりますよ。
飲み水や食べ物の準備
停電中でもガスが使えれば調理もできますが、真っ暗な中ではなかなか難しいですし、何より真夏に停電するとなると暑くて火を使う余力はありません。
ですのですぐに食べられる食べ物や飲み物を確保しておきましょう。
沖縄のスーパーでは台風前後は菓子パン、スナック菓子、カップラーメン類が品薄状態になります。
またバナナやミカンは常温保存ができ腹持ちも良いのでおすすめです。
モバイルバッテリーの充電
停電時はテレビが視聴できないですし、Wi-Fiも使用できなくなるので、情報を得るにはスマホが一番です。
昔の携帯電話なは2~3日充電しなくても平気でしたが、最近のスマートフォンは電池の消耗が激しいので数日もたないですよね・・・。
今年の北海道の地震でも、地震直後に家電量販店に行列ができ、モバイルバッテリーが売切れていましたよね。いざという時に購入しようと思っても、その時には手遅れなんてこともあるかもしれません。
我が家ではモバイルバッテリーを4つ所持していて、定期的に確認して常に充電を満タンにするように心がけています。
カセットコンロの準備
台風時の停電はプロパンバスを使用している場合は問題なく使用できると思いますが、IHの場合は使えなくなってしまいます。
数時間、丸一日程度の停電であればパンやおにぎりなどでしのげますが、それ以上になると温かいものも食べたいですし、火が使えないとなると不便です。
今年の台風では静岡県で4日以上も停電が続いたとニュースになっていて、もはや他人事ではないと思います。
特に赤ちゃんや小さいお子さんがいる家庭でお湯が使えないとなると・・・・考えるだけでゾッとしますよね。
そういったときのために、カセットコンロを常備しておくと、いつでも温かいものが食べられて不便しませんよ。
ウチワ、ミニ扇風機の準備
台風シーズンと言えば、7月~10月の間です。
台風で停電となるともちろんクーラーが使えないですし、暴風雨のため窓を開けることもできなくて、暑さも大敵となります。
子供達はすぐに汗だくになってしまうけど、断水していたらお風呂にも入れない・・・
と親は頭を悩ませてしまいます。
そこで、最低でもウチワや扇子は準備しておきたいところです。
最近はハンディタイプの扇風機や電池でも使えるミニ扇風機も売っていて、おすすめですよ。
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氷をたくさん作っておく
「日頃からできる災害対策」ということで知ってからずっと実践していることなのですが、冷蔵庫の製氷機はパンパンになるくらい氷作っています。
停電になった場合は保冷剤代わりに使えますし、暑いときには身体に当てて冷やすこともできます。
いざというときには飲み水として使うこともできますしね。
私は今月の台風で停電になった際には、氷をいくつかの袋に分けて冷凍庫に入れていたおかげで、冷凍庫の中身はほとんど無事でした。
長期間の停電なら無理がありますが、数時間・丸一日程度なら食材が死なないかも・・・!
手間もお金も掛からないことなので、ぜひ試してみてくださいね。
不要なコンセントは抜いておく
停電復帰後に家の中の家電製品が一斉に運転を始めるとブレーカーが飛んだり、波形の乱れによって電気部品が悪影響を及ぼすこともあるそうです。
実際、沖縄では台風の後に「テレビが壊れた!!」「レコーダーが壊れた!!」なんてことも良く聞きます。
そんな私も台風の数日後に突如洗濯機が故障・・・結局作業員の方に伺ったところ、原因は分からないとのことでしたが、修理の依頼をしたときに「台風の時に停電しましたか??」と聞かれたので、停電のせいで故障したということもなきにしもあらず・・・。
おっそろしいですよね。
ですので、パソコン、クーラー、電子レンジ、洗濯機、テレビ・・・・
できるだけコンセントは抜いておきましょう。
まとめ
自宅で簡単にできる台風対策をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
沖縄には年に数回台風が直撃するので沖縄の人は台風にも停電にも慣れっこですが、本土の人は免疫があまりないのでさほど強くない台風でも被害が出てしまうことが多いですよね。
気温や海水温の上昇により台風の勢力が衰えないまま日本列島に近づいたり、以前とは進路が変わって来ていたりもしているようですよね。
そのため、今後はより大きな台風が接近してくるかもしれません。
「大丈夫だろう」で全員が大丈夫ということはなく、「備えあれば憂いなし」です。
今回ご紹介したのはさほど費用がかかることなく簡単にできる対策法なので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。