今年の4月、主人の初めての転勤辞令が出て、引っ越しをしました。
それに伴い約2年務めた職場を退職したので、現在は失業保険の手続きをして、給付しながら転職活動をしている最中になります。
せっかく転勤先で仕事に慣れてきたと思ったら、また転勤が決定して退職しなければならない・・・。
旦那さんの稼ぎだけでは生活がカツカツですぐに仕事を探さなければいけない。
けれどまた転勤となるとなかなか採用は難しい。
ですが毎日の生活でお金は減っていく・・・。
自分で選んで「転勤族の妻」になったとはいえ、そんな不安は尽きませんよね。
辞令が出て引っ越してもすぐに新しい仕事に就けるとは限らないので、そういった場合に失業保険がもらえるのはとっても助かります。
今回失業保険の手続きをしてきましたので、
「夫の転勤によって退職した場合、失業保険はどうなるの??」
という疑問の答えをまとめていきたいと思います。
夫の転勤による退職は特定事由退職者に該当する
失業保険を給付する場合、退職の理由が自己都合(契約期間満了、自己の意志で退職)等であれば、3か月間の「給付制限」があります。
この3か月の給付制限が終わった時点でまだ就職が決まっていなければ、失業保険を受給することができます。
ですが、会社都合(倒産、解雇)など雇止めや、一定の条件を退職された場合は「特定理由退職者」とされ、3か月の給付制限なく失業保険を受給できるようになります。
夫の転勤による退職の場合も、引っ越しによるやむを得ない退職になるので、「特定理由退職者」に該当します。
その際、
- 夫の転勤で引っ越しをしなければならないこと
- 引っ越す先から通勤が困難であること
が「特定理由退職者」の条件になるようです。
引っ越し先がどの程度離れているか・・・というのも関わってくるようです。
(あまりにも近い距離で通勤可能と判断されれば該当しない・・・。)
単なる「契約期間満了」や「引っ越し」だと自己都合と判断されてしまうので、必ず「夫の転勤による引っ越しでやむを得ず退職した」ということを伝えましょう。
夫の転勤を証明できる書類が必要
私は以前の職場では派遣社員として働いていて、契約更新のタイミングで転勤が決まりました。
そのため、離職票には「契約期間満了のため」と記載されました。
ただ、これでは自己都合とみなされてしまいます。
ですので、引っ越した先のハローワークで「夫の転勤で引っ越すために退職しました」と伝えました。
住んでいる地域のハローワークによって対応方法は変わると思いますが、私の場合は「辞令が出た日がわかる書類(転勤辞令等)」と「一緒に住んでいると証明できる書類(住民票)」の提出と、所定の用紙を記載するように指示されました。
提出する書類が遅れたら給付の時期が遅れる可能性もあるので、あらかじめどのような書類が必要かの確認をしてからハローワークに来所するといいと思います。
失業保険給付の流れとどれぐらい時間がかかったか
今回の転勤の場合、辞令は4/1付けだったのですが、理由があって、4月後半に転勤先へ引っ越しとなりました。
私が失業保険を受給するまでの流れは以下のようになります。
()内はハローワークに行った日です。
求職申込と受給資格の確認(5/1)
↓
初回講習セミナー(5/17)
↓
雇用保険説明会(5/21)
↓
初回雇用保険受給日(5/29)
↓
初回の雇用保険の振込み(5/31)
という流れでした。
雇用保険説明会を受けてから、7日間は待機期間とされ、この期間が終了後に失業保険が給付できます。
このように、はじめてハローワークに行ってから、受給できるようになるまで約1か月かかりました。
その間は収入がないのに、健康保険や年金、住民税の支払が来るわ、引っ越しで何かとお金を使うわでなかなかキツかったです。
これだけ時間がかかるので、引っ越しの片付けやら各種手続きやらで大変ですが、行動は早め早めにするのをおすすめします。
まとめ
- 夫の転勤による退職の場合は特定事由退職者になり、3か月の給付制限がない
- 手続きの時は辞令などの書類が必要
- 初回の受給日までは時間がかかるので、早めに手続きを進めるのがおすすめ
あくまで私のケースの場合で、失業保険の受給はケースバイケースですし、管轄のハローワークによって対応も変わります。
そのため、あくまで参考程度にしていただけたらと思います。