車でお遍路5日目。
ここから高知に突入です。
徳島は「発心の道場」といわれていましたが、高知は「修行の道場」。
雄大な太平洋沿いの遍路道をひたすら進んでいくので、徳島とは雰囲気ががらっと変わります。
足摺岬や四万十など、普段なかなか足をのばせない場所にある札所も多いので、
寄り道しつつ、景色を楽しみつつ進みたいと思います。
今回は“室戸編”で私の自宅からもなかなかの距離で、車でも大変な道のりでした。
第24番札所 最御崎寺(ほつみさきじ)
この日のスタートは、自宅から高速道路を使わず4時間弱かけて第24番札所・最御崎寺へ。
海岸沿いをひたすら南へ南へと進むので、景色がとってもいい!
道もずっとまっすぐで広いので運転もしやすいです。
室戸岬にあり、ぐーーっと坂を登って行ったところにあります。
駐車場は無料で50台ほど停められるようです。
駐車場から300メートルほど歩いたところにありました。
施設内には宿泊施設や売店、展望台があるへんろセンターがあり、とても広大なお寺です。
境内にはいると真っ先に目につくのがちょっと色あせた朱色の多宝堂。
色々な寺宝が所蔵されているそうです。
大師堂と本堂の間には鐘石があるのですが、小石で叩くと鐘のような音が聞こえ、
極楽浄土まで響き渡ると言われているそうです。
叩いてみると、確かに不思議な金属音が響きました。
大きな本堂。
8月中旬の日曜日でしたが、参拝客が多かったです。
やはりお盆を過ぎるとお遍路さん増えますね~。最近は家の近所でもよく遭遇します。
参拝を終え、お寺からすぐのところにある灯台へ寄りました。
室戸岬のシンボルともいえる灯台。
この日は36℃にもなったほどの猛暑日で、太陽もさんさんと照っていたので本当に暑くて大変だったのですが、
その分海の綺麗さも抜群。
さいっっこうの景色でした!!
通り沿いには岬を一望できる展望台や中岡新太郎像など観光スポットもあるので、寄り道もいいと思いますよ^^
あと、近くには「御蔵洞」という弘法大師が修行した洞窟もあり、この地で空海という名を得たという場所なのでお遍路さんにとっては欠かせないスポットです。
以前行ったことがあり、今回も寄ろうと思ったのですが、崩壊の恐れがあるとかで立ち入りできませんでした・・・
少し寄り道したあとは、第25番札所・津照寺へと向かいます。
第25番札所・津照寺(しんしょうじ)
最御崎寺から津照寺までは約7キロ、車で約10分ほどの場所にあります。
駐車場は室津港の広場を利用するようになっていたのですが、何せ遠い・・・
ということで、ほとんどの方が通り沿いに車を停めていました。
朱色の門をくぐると右手には大師堂と納経所があるのですが、
本堂に行くには124段の石段を登らなくてはなりません。
写真では伝わりませんが、この石段がまた急でしんどい。
階段の途中には鐘楼門があり鐘を突くことができます。
一気に階段を登って本堂へ。
ガラスの戸がある何とも現代的な本堂です。笑
そして大師堂の横には熱帯の植物が生えていて、南国らしさが出ていました。
高知はこういった植物や、道路沿いにハイビスカスが咲いていたりと南国らしさがあふれてて楽しいです。
これからもいろんな景色が見れるのかな~。
せっかくなので涼しくなる前に回りきりたいです。
あと、この日の昼食は、室戸の名物「キンメ丼」をいただきました。
お刺身とキンメの煮つけがセットになった丼で、室戸の数か所のお食事処で提供されています。
値段はどこも1,600円。高級魚のキンメダイがこの値段なのはお得感がありました。
室戸を訪れた際にはぜひ~~。
津照寺の次は第26番札所・金剛頂寺です。
長くなりましたので、また次回の記事で。